♪チャレンジ隊ご報告♪阪神電車の路線の秘密をのぞいてみよう!
☆ゆめまちチャレンジ隊2011☆
NO:14阪神電車の線路の秘密をのぞいてみよう!
8月19日(金)
@阪神電気鉄道 大物実習線
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ゆめまちこが降り立ったのは、阪神電車大物駅
今日は阪神電車の線路の秘密をたずねてやってきました!
でもさー、鉄道といえば電車でしょ?
線路とはいささか地味な気が・・・。
と、そこに線路博士が降臨
「線路の大事な役割を知らないな!電車運行の安全確保や
乗り心地の向上には線路のメンテナンスが欠かせないんだぞ!」
なるほど。
気を取り直して、早速、3つの体験に出かけましょう!
その1:巡回を体験しよう
線路を歩き、スタッフと一緒に線路の異常がないか、目で見て確認です!
(今日の体験は、実習線で行うので、突然電車が通るなんてことはないですよ☆笑)
線路が曲がっていないか、ずれていないか、ボルトは緩んでいないか。
じっと目を凝らして小さなスタッフも点検します。
とそこに、異常発見の報告が。
「あっ、線路をつなぐボルトが外れています!」
(本当は外れるまでに、緩みやズレを目視で見つけるのですよ。
今日はわかりやすい異常が用意されていました(^^))
異常を発見したら、次は対処です。
「さあ、ボルトを締めましょう!」
初めて手に取る大きな工具でボルトを締めるこども達
ふう。これで安全が守られました。
実際は、例えば、梅田~姫島間を午前中に巡回し、午後は次へ、と
阪神電車の線路を順に巡回。数日に一度はチェックするようにしているそうです。
暑い日も寒い日も繰り返す巡回、それが安全につながるのです
なるほど!すごい!
その2:レールをつなげてみよう
線路のレールは鉄製です。レールをつなげることで、長い鉄道網ができます。
レールとレールは、鉄の板(継目板といっています)をかませてボルトでつなぎます。
きちんとつながないと、レールが外れるから大変。
しっかり工具でつないでくださいよ~。
レールとレールの継ぎ目は、電車に乗っているとわかります。
電車が走っているときに、ごとん、ごとんと音がすれば、それが継ぎ目です。
音もなくスムーズに走るためには、継ぎ目の高さを揃えるなどの微調整が必要で、
結構技術が必要なんですね~
そこで、最近は、継ぎ目の少ないロングレールも使われているとか
乗り心地の向上のために、色々な工夫が積み重ねられているんですね。
一方で、レールは鉄でできているので、暑い日は鉄が伸びるし、寒い日は鉄が縮む
ので
適切に継ぎ目のすき間を空けないと、レールがゆがんでしまうんですって!
なんと、その調整はミリ単位。何トンの電車を運ぶ、何キロもつながる線路は、
ミリ単位の技術で調整されているんですね・・・なんだか感激でした
その3:転轍機(てんてつき)を動かしてみよう
線路は、ホームへの入線とか、行き先が分かれるときに、
分岐します。分岐ポイントで、レールを動かす機械が転轍機。
こきこきこき・・・ハンドルを回すのが重いので、スタッフが
見本をみせてくれました!
ハンドルを回せば、分岐部分のレールがスライドします。
それに連れて、電車が入線する線路が変わってくるんですね。
回したこども達に聞いてみると
「最初は軽いけどだんだん重たくなってきて回すのが大変だった」とのこと。
本当の鉄道では、電気の力で動かしているそうですよ。
さあ、この3つをマスターすれば、
ちびっ子保線スタッフとしては完璧です!
最後に、保線スタッフによる実演「レールの更換作業」を見学しました!
簡単に言うと、
レールの締結のボルト取り外し⇒切断⇒取り出し⇒
継目のボルト用穴あけ⇒締結取り付け⇒完了
レールを切断するときの轟音と火花は迫力満点!
ビックリしてしまうこども達でした
最後は恒例のチャレンジ宣言
「将来、電車の運転士になりたい」
「保線の仕事をしてみたい」
と書いてくれたお友達もいました♪
電車の運行を文字通り下支えする線路の
メンテナンスの大切さ、しかと学びました
とゆめまちこは心の中で線路博士につぶやいたのでした。
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